飼料体系

個々の牛の成長にあわせた栄養管理体制

牛は月齢によって成長する期間が異なるためにその成長にあわせたエサやりをしています。
ただし、生き物ですので、飼料の切り替え時や牛の食いつきに応じてこまめにエサの量を調整するなど、熟練した経験による管理も求められます。
また、肥育期までには第1胃(ルーメン)の発達が重要であるため、牧草をたくさんたべさせ、栄養吸収ができる丈夫な胃をつくったり、大きな体をつくるためにたんぱく質とカロリーの摂取量の調節を行うなど、飼料会社さんにご協力いただき人間同様栄養学に基づいた飼育管理体制で牛を育てています

大平牧場のポリシー
“牛と従業員、一対一でのエサやり作業”

 私たちの大平牧場では、4500頭近くの牛を飼育してますが、私たちが生きていくために、大切な命をいただくのですから、毎日毎日、ストレスや病気、けが等を起こさないよう、従業員一同一頭一頭対話しながらエサをやってます。この日々の活動により、日々の細かな変化を見逃さず、病気の未然防止など牛にとって安全・安心な環境づくり行うことができます。
牛のしぐさや眼などをみてこうしてほしいというまで意思疎通ができるという従業員もいるほどです。

特徴1.雄大な自然の中からうまれた「水」

大平牧場の周りは日高山脈と大雪山系に囲まれた豊な自然あふれる環境です。ここから生まれた水はここだけのものであり、わたしたち従業員もこの水を飲んで生活しています。これだけは、他の地域では決して真似できないことと思います。水が違うとお肉になってからの脂の風味に違いが出てくるんですよ。

特徴2.自家製無農薬有機肥料で育てた「牧草」

大平牧場では、自家産無農薬有機肥料で育てた牧草をできる限りつかって飼育をしてます。
※一部輸入牧草使用

特徴3.濃厚飼育飼料等(以下主なもの)

哺育期(1-3週目
・粉ミルク*1 ・穀類/とうもろこし、えん麦、小麦粉
・植物性油かす類/大豆油かす、とうもろこし*2 、あまに油かす
・牧草(チモシー)

育成期(4か月)
・穀類/とうもろこし、大麦 ・そうこう(糟糠)類/ふすま(小麦の糠)、とうもろこし*3、小麦の不実部分*4
・植物性油かす類/大豆油かす、なたね油かす ・牧草(チモシー)

肥育前期(9ヶ月)
・そうこう(糟糠)類/ふすま(小麦の糠)、とうもろこし*5
・穀類/大麦、とうもろこし、小麦
・植物性油かす類/大豆油かす ・牧草(ライグラス)

肥育中期(14-20カ月)
・穀類/大麦、とうもろこし、小麦 ・そうこう(糟糠)類/ふすま(小麦の糠)、とうもろこし*5
・牧草(ライグラス)

仕上期(21カ月)
・穀類/とうもろこし、大麦 ・そうこう(糟糠)類/ふすま(小麦の糠)、とうもろこし*3
・牧草(ライグラス)

*1粉ミルク内に加えている成分“プレバイオティクス”:フラクトオリゴ糖とマンノオリゴ糖で構成され善玉菌である乳酸菌を有意に増加させ、活性化させる作用がある成分です。この給与により、下痢の発生を未然に予防し、下痢 になっても早い回復がみられている。
*2 コーングルテンミール:とうもろこしを粉砕し、外皮繊維質を乾燥したもの
*3 コーングルテンフィード:コーンスターチを精製する際に発生する副産物
*4スクリーニングペレット:主に小麦の精選時に発生する不実穀類など。これを粉砕してペレット状にしたもの。
*5とうもろこしジスチラーズグレインソリュブル:アルコール生産時の副産物
コーングルテンフィード:コーンスターチを精製する際に発生する副産物
ホミニーフィード:とうもろこしの糠部分